〜「香港国際ドラゴンボートレース2010」に参戦しました!〜

NPO法人J.POSHと香港政府観光局は、ピンクリボンサポーターから成るドラゴンボートレースのチーム「ジャパン・ピンクドラゴン(中国名:日本粉紅龍)」を一般社団法人日本ドラゴンボート協会と関西のドラゴンボートチームである関西龍舟の協力のもと結成し、7月23日〜25日に香港のビクトリア・ハーバーで開催されました「香港国際ドラゴンボートレース」に参戦しました。
12の国と地域の191チームが熱戦を繰り広げましたが、「ジャパン・ピンクドラゴン」は男女混合チームカテゴリーに出場し、45チームの中で8位に入賞しました。
日本からは私たちのチーム「ジャパン・ピンクドラゴン」以外に横濱ドラゴンボート優勝チーム・那覇ハーリーの選抜チームが参戦。NPO法人J.POSHからは松田事務局長と平田理事がチームに同行し、「ジャパン・ピンクドラゴン」を始めとする日本チームの応援は勿論ですが、日本総領事への表敬訪問、レースに出場した香港とシンガポールの乳がん患者さんだけのチームとの国際交流や彼女たちのレースの応援などを行いました。
古代中国で生まれた世界最古の手漕ぎ舟の競漕です。現在では中国は勿論ですが現在は65以上の国と地域で競技として行われています。レースは20人のパドラー(漕ぎ手)、1人のドラム、1人のかじ取りで行う競技で、装飾が施されたドラゴンボートを駆り、激しい太鼓の音に合わせて速さを競い合います。
ドラゴンボートは、今から 2,000年以上前に、当時の腐敗した統治者達に抗議して汨羅江に身を投げた中国の国民的英雄・屈原の死を記憶し続けるための行事です。言い伝えによれば、屈原を救おうとした村人が魚が屈原によりつかないように太鼓を叩き、また魚が屈原の体を食べてしまわないよう川にちまきを放り投げたのだそうで、その言い伝えに従い、ドラゴンボートの派手なパフォーマンスがあります。このドラゴンボートは、大陸沿岸の漁労民族の間に共通したお祭りで、沖縄のハーリー、長崎のペイロンなどもドラゴンボートと歴史的に深い関わりがあります。
ドラゴンボートレースは、体力だけではなくチームワークを要する競技であることから、世界(アメリカ・カナダ・オーストラリア・シンガポール・香港・マカオ等)では体力及び精神面を鍛え、生きる喜びや希望を与えるプログラムの1つとして、乳がん患者さんのチームやサポーターとの混成チームが結成されています。また競技大会には「ピンクリボンレース」という乳がん患者さんとサポーターのチームだけが競技するカテゴリーがあり、数多くの国際ドラゴンボート競技大会に参戦しています。
「香港ドラゴンボート・カーニバル」に参加して
〜ピンクリボンのさらなる充実を期待しつつ〜
理事: 平田以津子
“ドラゴンボート”初めて耳にした言葉でした。それがどんなものかもわからないまま、香港政府観光局のアレンジでお会いした香港乳龍のメンバー。乳がんサバイバー(患者さん)達です。乳がんになってからパドリング(ボートをこぐ事)を始めた人がほとんどとの事。中高年、それも乳がんになって…。私にとっては驚きの連続でした。でも皆さんとても元気にパドリングについて語って下さいました。
そしてイベント広場で偶然出会ったシンガポールのメンバー。知らない人達でしたがピンクのTシャツを着ておられたので「Pink ribbon?」と声をかけたら「Yes!」それですっかり友達に。レース本番では声援を送り、直後会った時には香港のチームもシンガポールのチームも全員が友達になった瞬間でした。これが「ピンクリボン」を合言葉にした交流ですね。香港での交流はドラゴンボートと言うものを中心として集まった人々との交流ですが、世界のいろんな人々と交流する事によって、日本のサバイバーのQOLの向上へのヒントを得られるかも知れないと感じました。10月のシンガポールでのレースにはカナダやオーストラリアからも参加するから是非来てねと誘われました。せっかくの出会いをこれで終わらせるのはもったいないと感じています。患者さんでもピンクリボンサポーターの方でも、ドラゴンボートに興味がある方、又は国際交流に関心をもっておられる方、そして実際に10月にシンガポールに行ってみたい方、ご意見ご感想など、是非事務局にお寄せ下さい。
7月22日の香港到着後、在香港日本国総領事館
にて松永首席領事と高田領事を表敬訪問しました。


松永首席領事(中央)と
今回参戦した「ジャパン・ピンクドラゴン」チームは、日本でもドラゴンボート競技が乳がん啓発活動の1つとなり、日本の乳がん患者さんがもっと元気になれば…と賛同して下さった関西龍舟のメンバーで構成されています。女性メンバーの中にはおばあちゃんが乳がんで闘病中の方もおられました。メンバーはJ.POSHのロゴ入りキャップをかぶり、ピンク色に
塗装したパドル(櫂)でレースに臨みました。

ピンクのパドルでレースに臨む「ジャパン・ピンクドラゴン」チーム

今回のレースには香港とシンガポールから乳がん患者さんだけで編成されたチームが出場し、チームのみなさんと交流をしました。
シンガポールチーム(チーム名:PinkSpartans)のメンバーの最高齢は69歳。香港チーム(チーム名:香港乳龍)の中心メンバーは50〜60歳代で、乳がんになってから初めてドラゴンボートを始めた人ばかり。どのメンバーにも共通していたのは、その生き生きした表情とドラゴンボートを始めてから体調が良くなった。という言葉でした。
「ぜひ日本の乳がん患者さんもドラゴンボートチームを作りましょう。今までボートに関わったことのない人でも大丈夫。世界の患者さんとレース会場で交流しましょう!日本で競技会が開催されるなら、私たちは必ず参加します!」
10月23・24日にシンガポールで国際ドラゴンボートレースが開催予定です。香港チームを始め世界の乳がん患者さんチームが参加したピンクリボンレースが行われます。日本の患者さんやサポーターのみなさん、ぜひこのレースの観戦と応援と交流のためにシンガポールにお越し下さい!

香港・乳龍チーム、那覇ハーリー 選抜チームの皆さんと

香港・乳龍チームの皆さんと

シンガポール・PinkSpartansチームの皆さんと
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香港・乳龍チームの皆さんとシンガポール(手前)&香港(後ろ)の
患者さんチームのレース風景

シンガポールの患者さんチーム
今年度のドラゴンボートレースは35回目の記念レースのため、「香港サマ—・スペクタキュラー」のメーンイベントとして、レースを含むカーニバルとして7月24・25日に九龍島のビクトリア・ハーバーで開催されました。ドラゴンボートの競技以外に特設ステージでは音楽やダンスイベント、ブースイベントなどが行われ、多くの人たちで賑わいました。
カーニバル会場風景


香港・乳龍チームの啓発ブース
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乳がん遺児及びお母さんが闘病中の子供のための奨学金を設立
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